
配当金や株の売買益で確定申告をしたいけど
住民税の手続きもしなきゃいけないらしい・・・
「ちゃんとやらないと損する」って聞いたことあるけど、
どうしたらいいかサッパリわからない!
そんな方にオススメの記事です。
・確定申告をしたい人
・住民税の申告についてよくわかってない人
・株の売買益や、配当収入がある人
・課税所得が900万円以下の人
投資にかかる税金が「配当控除」で取り戻せるのは有名な話。
でも「配当控除」だけでなく「住民税にかかる申告」もしないとだめです。
その理由は「申告しないと住民税が高くなってしまい、配当控除の威力が半減するから」です。

今回は住民税が高くならないための「住民税の不要申告」手続きをご紹介します。
(令和3年度以降の適用制度での説明です)


この処理が令和3年度から「めっちゃ楽」になりました。
先に結論を言うとこんな風に変更になりました。
・従来: 平日1日つぶして「住民税の申告不要」書類を役所に提出しないといけない
・新制度: 土日でもできる!オンライン確定申告の途中で10秒で完結できる!



引用: 五十嵐税理士事務所HP https://www.m-iga03.jp/column-incometax9


目次
住民税申告不要の手続き方法はコチラ
e-Taxの場合
e-Taxでの「住民税の申告不要」の手順をご紹介します。
図の通り進めて頂ければOKです。
①、確定申告を進めると「図のマル」のステージに進みます。
②、あとは↓図に沿って進めるだけでOK!
これで「住民税申告不要」の手続きが完了です。


紙で確定申告する場合
紙で確定申告するときも超簡単です。
「特定配当金の全部の申告不要」に「〇」つけるだけでよくなりました。(確定申告書A,B両パターン)
確定申告書A: 特定配当等の全部の申告不要
確定申告書B: 特定配当等・特定株式等譲渡所得の全部の申告不要

引用: 奈良市HP https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/13/128030.html
「住民税申告不要」をしたほうがいい人
・国内株で配当金をもらってる人
・国内株で売買益が出てる人
・所得が900万円以下の人
・確定申告で「配当控除」をしたい人
申告しないと損しちゃいます
所得が900万円以下なら「配当控除」を使うとおトクになります。
しかしここで注意。
配当控除は「総合課税」を選ばないと使えませんが、「総合課税」を選ぶと住民税が10%になり、配当控除をしても「7.2%」にしかなりません。

証券口座を開設するとき多くの人が「特定口座」の「源泉徴収」を選んでると思います。
この源泉徴収された分は「分離課税」という別の方法で徴収されていて、住民税=5%で徴収されています。
つまり総合課税を選んで配当控除するだけだと、住民税を2.2%多く払うハメになるんです。



これが「住民税の申告不要」です。
この手続きをしないと5%ではなく、7.2%の住民税をおさめないといけなくなります。

まとめ
・確定申告内で10秒で完結できるようになった
・配当控除を使う人は「住民税の申告不要」を忘れずに!
株式投資と切っても切れない関係、「税金」。
しかし税金を理解しておくとワンランク上の投資家になれます。(たぶん)
かしこく節税!
節税できたお金で投資!
そんなサイクルが美しいですよね。
以上、お読み頂きありがとうございました。
今後も当ブログをごひいきにして頂ければ幸いです。

参考にさせて頂いたサイト
税理士Youtuber: ヒロ税理士
リベラルアーツ大学: 両学長
どちらの動画も非常にわかりやすくまとまっていて、配当控除や税金を理解するのにとても役立ちました。
