【いつ買えばいい?】暴落時における超実践的な株の買い方&買い時

「暴落は株を買う大チャンス」って聞くけど、具体的にどう買えばいいの?

という疑問を持つ方にオススメの記事です。

 

本記事をご覧いただきありがとうございます。

コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の影響でまた株価が暴落するかもしれません。

「暴落は株のバーゲンセール」と言われますね。

「暴落の時にしてはいけないこと」を解説されてる方は多いですが、「いつどうやってバーゲン品を買えばいいのか?」を説明している人は少ないです。

そこで今回は暴落時の「超実践的な」株の買い方をご説明します。

結論から申し上げますと、わたしたち個人投資家は「株価が底打ちした後」を狙います。

具体的には、「日足チャートで3日連続で株価上昇した後に買う」です。

わんわん工場長
どういうことか、順を追って説明しますね。

※この手法は普通株やグロース株でも使えます。ぜひご覧ください。

※投資は自己責任でお願いいたします。

暴落の見極めはVIX指数が簡単

まずどうやって暴落を判断するかですが、VIX指数での見極めが簡単です。

VIX指数=恐怖指数と呼ばれており、市場心理を表しています。

数字が高いほど市場が不安に包まれていることを示します。

暴落の絶対的な定義はありませんが、VIX=30~で暴落寸前、40以上で暴落と判断してよいでしょう。

数値の目安
10~20: 通常時
・20~30: 悪いニュースなどで少し不安が広がった時。あるいは調整局面
30~40: 戦争などで世界の警戒ムード上昇時
40以上: 〇〇ショックなどの大暴落発生

わんわん工場長
VIX指数については以下の記事をご参考ください

暴落時のNG行動 5選

落ちるナイフをつかまないために。

暴落時のNG5選
  1. 大底を狙う
  2. 狼狽売り、損切り
  3. インフルエンサーの発信を見る
  4. インデックス積立投資をやめる
  5. 相場から離れる

大底を狙う

大底は暴落で最も株価が下がったタイミングです。

あとから振り返って「あそこが大底だった」とわかるわけですが、暴落中に見極めるのは個人投資家では無理です。

ここで買えば大儲けできますがあきらめましょう。

狼狽売り、損切り

狼狽売り: パニックに陥って手持ち株を売ることです。

損切り: これ以上損をしないために売ることです。

暴落をくらった保有株は絶対に売らないでください。

持ってる個別株が倒産しそうとか、どうしても株を売らないと明日生きるためのお金がないなら別ですが。

わんわん工場長
そんなこと、個人投資家はまずないと思います。

大切なのは中長期目線でリターンを追う事です。

明日100万、200万の資金が必要な人が何人いますか?

損切りは切羽詰まった人がする行為です。

「直近1年~2年悪くても気にしない」

それくらいの気構えでいきましょう。

インフルエンサーの発信を見る

TwitterやYoutubeにはインフルエンサー投資家が山のようにいます。

その人たちは頭がいいので、理論武装をして「暴落で売ることを正当化する」人がでてきます。

でも、信じないでください。

好きなインフルエンサーの言う事でも信じないでください。

誰かが売った株は、誰かが買います。

自分の損が、誰かの利益になります。

頭のいいインフルエンサーはあなたの売った株を狙ってるかもしれません。

そんな悔しい思いをしないためにも、余計な情報はスルーしましょう。

インデックス積立投資をやめる

インデックス投資においても暴落は安値で買い増す大チャンスです。

定期積立をしている方は絶対にやめないでください。

相場から離れる

暴落時は毎日下落でポートフォリオが真っ赤になります。

正直イヤになります。

でもニュースを見なくなったり相場から離れるのはやめましょう。

チャンスは多くありません。

毎日相場をチェックしてマイナスに耐え、チャンスの女神を確実に捕まえましょう。

わんわん工場長
あとから「暴落体験してさぁ~、ポートフォリオ真っ赤で超大変でさぁ~wウェ~イw」みたいにドヤることもできます。

しゃちく君
誰にドヤるんだ。

買う前の心構え

 

心構え
  1. 機関投資家が引き起こすオーバーシュートは狙う
  2. 頭と尻尾はくれてやる
  3. 二番底が起きたら買い増しのチャンスと心得る

    機関投資家が引き起こすオーバーシュートを狙う

    暴落は機関投資家が投げ売りすることで形成され、オーバーシュート(売られすぎ状態)を引き起こします。

    ここで「連れ安になってる優良株」を狙いましょう。

    機関投資家とは銀行、信託銀行、ファンドマネージャー、生保会社、GPIF(年金機構)などです。

    彼らは年度のパフォーマンス最大化が使命なので損切りが求められます。

    たとえ優良株であっても「株=リスク大」なので、株を売って債券に変えるなどの対応が求められます。

    でも個人投資家は年度のパフォーマンスなど関係ありません。

    連れ安になった優良株をありがたく拾いましょう。

    頭と尻尾はくれてやる

    私が最も好きな投資格言です。

    「”大底で買って最高値で売る”のを狙うのはやめておけ」ってことです。

    欲をかかずに程よいリターンを狙いましょう。

    二番底が起きたら買い増しのチャンスと心得る

    二番底: 二度目の大きな下げでさらなる「底」が形成される状態のことです。

    リーマンショックなど過去の暴落局面でしばしば見られた現象です。

    回避するのは不可能なので、新たな買い増しチャンスと思いましょう。

    具体的な暴落時の買い方手順

    ここが本記事のメインディッシュです。

    ゆっくりとご堪能ください。

    手順0、投資に対する時間を増やす

    暴落時は投資に対して調べること、考える時間が普段より増えます。

    しかし時間を割いた分、この先5年・10年の投資成果は間違いなく素晴らしいものになります。

    一緒に頑張りましょう!

    手順1、暴落の原因を調べる

    暴落の原因をニュースやネットで確認しましょう。

    NHKや日経新聞もいいですが、海外のブルームバーグ、ロイターもオススメです。

    日本のニュースより情報が早く、客観性もあります。

    わんわん工場長
    Twitterでフォローするのが手軽です。

    手順2、暴落が過去、市場で経験済みか調べる

    歴史上、同じようなことがあったかどうかを調べましょう。

    コロナだったら100年前のスペイン風邪です。

    ネットで調べれば何かしら出てくるとおもいます。

    株式市場が誕生して100年以上。大体の暴落原因は過去に経験しているはずです。

    手順3、原因が解決されるストーリーを想像する

    原因がわかったら、解決されるストーリーを想像しましょう。

    コロナだったらワクチン開発です。

    「目先1~2年はしんどいかもだけど、人類の叡智を結集させれば5年後には何とかなってるだろう!」

    こんな妄想を膨らませられるかどうかです。

    わんわん工場長
    私は妄想が好きなので割と得意です。

    しゃちく君
    聞いてない。

    手順4、買いたい銘柄の過去情報を調べ、日々状況を比較する

    調査項目
    • 過去の暴落時では何年で株価が回復したか
    • いつ株価の最低値を記録したか
    • 最大下落率は何%だったか

    まず上記3点を調べます。

    過去の下落率、最低価格は今回の暴落の参考値になります。日々見比べてみましょう。

    今回の暴落が過去最低値を記録しているなら買いの大チャンスかもしれません。

    ただしその時点が「底」かどうかはわかりませんので、過去最低値だからといって買わないようにしてください。

    また、買う対象はどれだけ自分が中長期目線になれるかが重要です。

    株価の回復スピードは「グロース株>バリュー株(高配当)」の傾向です。

    買いたい銘柄が特に決まってなければ王道インデックスでOKです。

    わんわん工場長
    インデックスは、日経225ETF(1321)、S&P500インデックスETF(VOO)、全米株式インデックスETF(VTI)あたりです。

    手順5、買いたい株の日足チャートを追う

    暴落の局面では株価は以下の動きをします。

    買いたい株の日足チャートを追いかけましょう。

    株価のパターン
    1. 毎日株価が下落
    2. 上昇と下落を繰り返すようになる
    3. 3日連続して株価が上昇する

    初めて「③」状態になるときを狙います。詳細は次の手順で。

    手順6、3日連続で「陽線をつけて株価上昇」したらマーケットイン!!

    ここが本記事の一番のポイントです。

    3日連続で「陽線をつけて株価上昇」した後に買いましょう。

    4日後に買ってもいいですし、5日後に買ってもいいです。

    最後は個人の判断になりますが、正解はないので勇気を出して飛び込みましょう。

    しゃちく君
    この法則って何か根拠あるの?

    わんわん工場長
    あります。この兆候はチャートの必勝パターンである「赤三兵」を表します。
    赤三兵とは?
    テクニカル分析の1種です。
    安値圏で出ると高確率で上昇トレンドに切り替わるチャートパターン。
    3本の陽線が並び、それぞれ下値と高値を切り上げている状態です。

    引用:https://www.j-nenkin.com/Chart/AkaSanpeiW01.html

    具体的に人気高配当株のオリックスと米国高配当ETFのSPYDを見てみましょう。

    ■オリックス

    赤三兵の翌日=20/3/26ですが、もしこの時に買ったらこんな風になります。

    オリックス
    ・取得:        20/3/26 1株=約1400円
    ・コロナ前水準に回復: 21/3/18 1株=約1950円
    ・現在:        21/12/2 1株=約2200円
    リターン: 約57%(株価のみ、配当除く)

    わんわん工場長
    緊急事態宣言を繰り返したので2020年は株価が伸び悩みましたが、約1年半の期間でここまで伸びました。

    しゃちく君
    すげェ!

    ■SPYD

    赤三兵の翌日=20/3/27に買ったらこんな風になります。

    SPYD
    ・取得:        20/3/27 1株=約25ドル
    ・コロナ前水準に回復: 21/3/15 1株=約40ドル
    ・現在:        21/12/2 1株=約40ドル
    リターン: 約60%(株価のみ、配当除く)

    わんわん工場長
    SPYDも回復に約1年かかってますが、すばらしいリターンです。

    しゃちく君
    こりゃすごい・・・!

    わんわん工場長
    人気の米国高配当ETFであるVYM、HDVも同じようにサインが点灯してました。

    しゃちく君
    でもテクニカル分析はイマイチ信用してないんだよね。

    わんわん工場長
    おっしゃる通り、絶対とは言えません。リーマンショック時はこの兆候が見られてもすぐ大底にはなりませんでした。

    わんわん工場長
    例としてS&P500をご紹介します。

    3回ほど「赤三兵」の機会がありましたがすべて「ダマシ」となりました。

    4回目のサインでようやく大底を形成しました。

    絶対ではない理由がお分かりいただけたと思います。

    しかし前述のとおり、「2番底」を回避する術はないので甘んじて受け入れましょう。そして買い増ししましょう。

    根気強くサインに従って買い増しすることで、最終的にはチャンスをモノにできるはずです。

    まとめ

    まとめ
    • 機関投資家が引き起こすオーバーシュートを狙う
    • 大底は狙わない。頭と尻尾はくれてやる。
    • 暴落の原因を調べ、歴史と今を重ね合わせて日々マーケットをチェックする
    • 3日連続で「陽線をつけて株価上昇」したあとにマーケットイン

    わんわん工場長
    一緒に暴落を攻略して、いい夢見ようや・・・

    しゃちく君
    急に何キャラだよ・・・

    最後に参考にさせて頂いたメディアをご紹介します。

    参考にさせて頂いたメディア

    今回も「SPYD全力マン」さんの動画を参考にさせて頂きました。

    SPYD全力マンさんはCFA協会認定証券アナリストの方です。

    (詳しいプロフィールはこちら → https://www.youtube.com/channel/UC-IN_ua2aDbVgb_ZsNRnjqg/about

    非常にわかりやすい動画が多く、投資初心者から上級者までとても勉強になると思います。

    特にSPYDをコロナショックの時に買った「実際の動き」を解説されてる動画はめちゃくちゃ面白いです。

    (「年利+1000万超!~」の動画です)

    実際に「赤三兵」を活用して爆益を得られています。

    「あぁ、成功する投資家はこうやって考えて投資するんだな」って感心しました。

    ぜひご覧ください。

    以上、お読みいただきありがとうございました。

    今後も当ブログをごひいきにして頂ければ幸いです。

    わんわん工場長
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