
値下がりしてから買おう・・・
暴落が怖くて買えない・・・
ゴチャゴチャ考えてしまって、投資を始めるタイミングを逃してしまう。
こんな状態を経験された方は多いのではないでしょうか。
でも「余計なことを一切考えず」に「利益をあげ、損失を回避できる」投資法があります。
それが「ドルコスト平均法」です。(以下、ドルコストと略します)


目次
ドルコスト平均法がおすすめの理由
- 暴落リスクを回避できる
- 資産の平均購入単価を下げ、利益を増やしてくれる
- 投資タイミングを考えなくて良い
- 長期投資と相性がいい
ドルコスト平均法とは
「定期・定額」「長期・積立」の投資方法です。
とってもシンプルです。
具体的にはこんなかんじです↓
- 毎月10日に3万円分
- 全世界株インデックスファンドを買う
- これを20年続ける
メリット
暴落リスクを回避できる
ドルコストは定期的に投資する方法。
つまり時間を分けて投資することになります。
これが暴落リスクを回避してくれます。
例えば資金100万円を投資する場合、1回と5回にわけるパターンで比較します。
「1回で買うパターン」だと、元の価格に戻るまで8年かかります。
しかし「5回に分けるパターン」だと損失が緩和できています。


資産の平均購入単価を下げ、利益を増やしてくれる
↓のパターンで毎年1000ドル×3年間投資した場合をみてみましょう。
- 株価変動して元通り
- 右肩上がり
なんと「①」のほうがトータル資産が増えてます。



投資タイミングを考えなくて良い
そもそもタイミングを図って投資するのはプロも不可能ですが、
「決めた日に」「定期的に」買うので株価の上下は関係ありません。
投資を始めていない方は「常に今」が投資タイミングと思いましょう。(私もそうしてます)
また、投資信託は自動購入できます。
「購入日と金額」を1回設定すればOKです。(いつでも何回でも無料で変更できます)

長期投資と相性がいい
成長する相場では、株価は上昇と下落を繰り返し、長期的には右肩上がりになります。
具体的には、世界株式、全米株式・インデックスファンドのような相場です。
このような相場はドルコストでの長期投資が効果バツグンです。
↓のパターンを比較しましょう。
- 株価変動して元通り
- 下落あるが右肩上がり
「②」のほうが資産額が大きくなります。
「11,000ドル」の投資に対し「14,913ドル」「15,529ドル」なので、両方とも投資効果はありますが・・・
ここでも「株安で多く買う」の効果が出ます。
長期成長が見込める相場は「下落と上昇」を「右肩上がり」で繰り返すので相性がいいのです。

デメリット
- 右肩上りだけの相場では効果が低い
- 暴落で売ってしまったら意味がなくなる
- 長期継続する忍耐力が必要
右肩上がりだけの相場では効果が低い
↓のパターンを比較しましょう。
- 下落あるが右肩上がり
- ずっと右肩上がり
「①」のほうが資産額が多くなっています。
「株安で多く買う」効果が大きいことがわかります。

暴落で売ってしまったら意味がなくなる
繰り返しですが、「株安の時に多く買う」のがドルコストのポイントなので、暴落で売ったら大損します。
逆に、暴落で買うからこそ利益が得られます。
暴落こそ耐えて積み増ししましょう。
長期継続する忍耐力が必要
ドルコストは長期投資で本領発揮します。
つみたてNISAと相性が良いのですが、この場合20年の長期投資と向き合うことになります。



20年間に結婚、出産、病気、暴落、転勤・・など色々あると思います。
暴落時には不安をあおる情報も入ってきます。
それを乗り越えながら投資するのって大変ですよね。忍耐力がいります。
でも、投資信託は購入を自動化できますので、これを最大限活かしましょう。
余計なことを考えなくて済むのがドルコストの魅力です。
投資するのを忘れるくらいがちょうどいいかもしれません。
余談ですが、米大手証券会社・フィディリティの調査によると、投資のパフォーマンスで良かったのは
1位:亡くなっている人
2位:運用を忘れてる人
だそうです。

まとめ
- ドルコストは暴落時にこそ本領発揮。忍耐強く積立できた人が勝者になれる。
- 長期投資と相性バツグン。つみたてNISAはドルコスト積立をしよう。
- 下落しつつも右肩上がりの相場と相性バツグン。世界株式、全米株式におすすめの投資手法。



